マンガを安心安全におトクに読める合法サイトを紹介します。

キングダムのマンガを全巻無料で読める電子書籍ストアを徹底調査!

キングダムを全巻無料で読む方法はあるの?

キングダムの最新刊の発売はいつ?

キングダムの漫画を全巻無料で読む方法を徹底調査しました。

調査の結果、キングダムをオトクに読めるサイトはコミック.jpとなりました。

\マンガ1,200円分が無料で読める!/

【キングダム 作品基本情報】

作品名キングダム
作者原泰久
巻数単行本64巻まで
掲載誌週刊ヤングジャンプ
あらすじ時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!
公式サイトTVアニメ「キングダム」公式サイト
キングダム特設サイト
目次

キングダムの最新刊の発売予定日

キングダムの最新刊65巻の発売日は2022年6月24日の発売予想です。

次回の配信をお楽しみに。

キングダムを全巻配信している電子書籍ストア

ストア名配信状況/特徴

コミックシーモア



全巻配信中
1冊70%OFFクーポン
コミックシーモア公式サイト

コミック.jp


全巻配信中
1,200円分無料
コミック.jp公式サイト

U-NEXT


全巻配信中
600円分無料
U-NEXT公式サイト

ひかりTVブック


全巻配信中
3冊まで60%OFF
ひかりTVブック公式サイト

まんが王国


全巻配信中
最大50%還元
まんが王国公式サイト

ebookjapan


全巻配信中
12冊まで50%OFF
ebookjapan公式サイト

Amebaマンガ


全巻配信中
100冊分40%OFF
Amebaマンガ公式サイト

DLsite


未配信
300円分無料
DLsite公式サイト
※2022年4月時点の情報となります。詳しくは各サイトにてお確かめください。

残念ながら、キングダムのマンガを全巻無料で一気に読む方法はありませんでした……。

ですが、

  • いくつかの電子書籍サイトを使って無料で読む
  • 初回登録で貰えるクーポンやポイントで無料で読む

という方法を使うことで、そのまま買うより何十倍、何百倍もオトクに漫画を読めます。

「今まで紙の本しか買ったことないから、どのサイトがいいのかよく分からない」

こんな風に不安な人にも、使い方が簡単な初心者向けの電子書籍ストアをご紹介します。

筆者(まいまい)

電子書籍はスマホひとつで買い物~読書までスムーズに行えるので、今よりもっと身近にマンガを楽しめるようになるはずです!

ここからは、お得に読みたい!を叶えるイチオシ電子書籍ストアを5つ紹介します。

1,200円分無料のコミック.jp

会員登録30日間無料
無料作品数2,000冊以上
作品数マンガ13万作品以上
特徴30日間月額無料&国内最大級の作品数
特典会員登録で1,200円分マンガ無料

コミック.jpは株式会社エムティーアイが運営する電子書籍ストアです。

初回会員登録は30日間無料で、その際に1,200円分のポイントが付与され、マンガを読むことが出来ます。

作品数も「国内最大級」を売り文句にしているだけあり、U-NEXTやまんが王国にない作品もほいほい見つかります。

古い作品から最新作、少年・少女漫画から大人向け作品まで何でも揃っているのも魅力的ですね。

まいまい

music.jpと運営会社が同じだから、同じアカウントで音楽や映画の購入もOK!

1,200円分のポイントで読めないマンガはそうそうないので、無料で読むためだけにでも利用するのもありですね!

\マンガ1,200円分が無料で読める!/

1冊70%OFF!コミックシーモア

会員登録無料
無料作品数12,400冊以上
作品数87万冊以上(2021年8月)
特徴最大20,000円分をポイント還元&読み放題7日間無料
特典会員登録で1冊分70%OFF

コミックシーモアはNTTソルマーレ株式会社が運営する電子書籍ストアです。

まいまい

初回会員登録でもらえる70%OFFクーポン、これを使わない手はありません!

また、

  • 月額780円(税込)で読み放題ライトプラン
  • 月額1,480円(税込)で読み放題フルプラン

に加入できます。

読み放題プランではTL・BL・成人向け作品のラインナップが豊富で、このジャンルを普段からたくさん読む人にとっては充分もとが取れる価格になっています。

また、コミックシーモアは「本棚アプリ」と呼ばれる購入済作品を好きな時にアプリで読めるシステムもあります。

月額コースに登録すると、後日まるまる1ヶ月分のポイントが返ってくるポイントバックも嬉しいですね。

\マンガ1冊70%OFFで読める!/

12冊まで50%OFF!ebookjapan

会員登録無料
無料作品数5,000冊以上
作品数約80万冊以上
特徴Tポイントで購入可能&最大70%OFF
特典12冊まで50%OFF

ebookjapanはヤフー株式会社と株式会社イーブックイニシアティブジャパンが運営する電子書籍ストアです。

会員登録は無料で、漫画のラインナップの多さ・画質は最高峰!と利用者から高評価を得ています。

同じく作品数国内最大級を謳い文句にしているコミック.jpに無い作品でも、ebookでは取り扱っているケースが非常に多いです。

さらに漫画だけでなく、小説やビジネス書、雑誌や実用書なども豊富なため、漫画以外も読む人におすすめです。

まいまい

yahooが運営してるから登録もカンタン、アプリもサイトもデザインも洗練されてて使いやすいです~!

大人気のマンガの最新刊も、※12冊までなら半額で購入できるクーポンも積極的に使っていきたいですね。

※ 1冊が500円以下のみ購入OK

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100冊分40%OFF!Amebaマンガ

会員登録無料
無料作品数4,000作品以上
作品数20万冊以上(2022年3月)
特徴全巻無料で試し読みできる&定期的に最大50%OFFクーポン配布
特典100冊分40%OFF

Amebaマンガは株式会社サイバーエージェントが運営する電子書籍ストアです。

会員登録は無料で、無料で読める作品も業界の中でもトップクラスの4,000作品以上です。

中でも女性向け作品が取り揃っていて、流行りの人気作品を読むことができます。

扱っているジャンルはマンガのみなので、漫画しか読まない!という人にもってこいですね。

まいまい

完結した長編マンガを一気買いしたり、欲しい漫画をまとめ買いしたりするのに100冊40%OFFクーポンが大活躍です!

100冊40%OFFキャンペーンは期間限定なので、いつ終わるか分かりません。

後悔する前に、読みたい作品があれば早めに購入してみてください。

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マンガ・映画・アニメ・雑誌も楽しめるU-NEXT

会員登録31日間無料
無料作品数300作品以上
作品数11万冊以上(2021年5月)
特徴動画・雑誌も楽しめる&コース加入で毎月1,200円貰える
特典600円分無料

U-NEXTは株式会社U-NEXTが運営する電子書籍ストア+動画配信サービスです。

会員登録は31日間無料で、その際に600円分マンガや動画購入に仕えるポイントが付与されます。

「観るのも読むのも、これひとつ」というキャッチフレーズの通り、マンガもアニメも映画もドラマも、雑誌も小説までU-NEXT1個で楽しめるのが最大のメリットです。

マンガは他よりややラインナップが少なめですが、その分メディア作品が揃っており、電子書籍サイトの中でもかなり有名ですよね。

まいまい

600円分のポイントで、マンガや映画を楽しめる初回会員登録の特典がうれしいです!

ヘビーユーザーも多く、値段が少し高い分それに見合うサービスが受けられるのがU-NEXTなんですね!

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キングダムを全巻配信しているアプリ一覧表

キングダムを漫画アプリで読めるか調べた結果、以下のアプリで全巻配信していると分かりました!

  • ピッコマ
  • LINEマンガ

その他の配信状況は以下の一覧にてご確認ください。

また、アプリ内で全巻配信中でも全巻無料ではないのでご注意ください。

アプリ1巻~最新刊配信状況
ピッコマ
LINEマンガ
サンデーうぇぶり×
ゼブラック
少年ジャンプ+

キングダムは違法海賊版サイトで読めるか

キングダムのコミックは違法サイト・漫画海賊版サイトで読めるのでしょうか。

まいまい

「読める・読めない」というのを違法サイトで調べること自体、ウイルス感染リスクが高い非常に危険な行為です…!

まず、違法サイトで読むと間違いなく自身と出版社に不利益がもたらされます。

なぜかというと、違法サイトで読んで満足してしまうと単行本の売り上げにならず、漫画家の収入にならないからです。

例えば毎週ジャンプの人気少年漫画のネタバレを見ているとします。

すると最新話の内容が分かるので、単行本を購入しなくなりますよね。

こうなってしまうと、漫画は連載そのものが追い込まれることになっていくのです。

また、ウイルスに実際感染する人もおり、スマホやPCが故障するとそれこそ数万やそれ以上のお金がかかってしまいます。

数百円のマンガを無料で読むために、数万円も機器の修理費を払っていては大損ですよね。

キングダムの1巻から最新刊までのあらすじ

キングダムのあらすじを最新刊まで一気にご紹介します。

ネタバレを含む内容もありますので閲覧にはご注意ください!

キングダム1巻あらすじ

キングダム2巻あらすじ

キングダム3巻あらすじ

キングダム4巻あらすじ

キングダム5巻あらすじ

長期作品のため省略

キングダム59巻あらすじ

キングダム60巻あらすじ

キングダム61巻あらすじ

キングダム62巻あらすじ

キングダム63巻あらすじ

キングダム64巻あらすじ

702話

邯鄲に戻ってきた李牧は部屋で1人地図とにらめっこしながら、桓騎との決着に向け考え込んでいます。

そのとき李牧の目には宜安の地が留まります。

部屋を出ると、そこにはカイネが膝を抱えて待っていました。

部屋から出てきた李牧に、カイネは慌てて大丈夫ですか?丸2日寝てないのではと矢継ぎ早に聞きます。

李牧は穏やかな顔でずっと待っていたカイネにカイネこそ大丈夫かと尋ねます。

カイネはどこでも寝られるから大丈夫だと言い、李牧はそんなカイネに皆を呼んでくるようお願いします。

集まった面々は声を揃えて北!!と驚いています。

李牧がお願いしていた二城の後ろの線は昨日完成した模様。

それならばと、李牧は10日ほど邯鄲を離れると言います。

留守を馬南慈と舜水樹に任せます。

カイネは驚いて興奮きみに、どこに行くのか?私も連れて行ってと言いますが、楽彰が北に行くと言っていたと教えてくれます。

あつよ辺りに行くのですか?と李牧に聞くと、李牧は宜安だと答えます。

それでもカイネは李牧について行くと懇願するので、防寒具を持って一緒に向かうよう言います。

それを見て傅抵も行くと言いますが、楽彰に南に軍を出せるようにと指示されます。

李牧の宜安に目をつけたことに楽彰は離れ過ぎだと、でもそれと同時に背筋が凍ったと言います。

こっちは長城で先手を打っているから、そこから更に李牧の思い描いているように進むなら秦軍は更に後手を踏みだろう。

李牧とカイネは雪が舞い散る宜安の地を下見します。

目を輝かせるカイネ。

李牧は宜安を見て思った通り悪くない、そう思います。

始皇14年(紀元前233年)飛信隊は趙の平陽近くの前線で新年を迎えました。

周りはお酒を飲んで笑い合い賑やかです。

姜礼は辺りをキョロキョロ見ながら、楽しそうだなぁと笑顔になります。

それを姜かいは束の間の休息だと言います。

それを聞いて、そんなに楽しいなら自分たちと違ってすぐ死ぬのに何で戦争なんてするんだろうと姜礼は口にして、それに姜かいも同意します。

でもそこが複雑で…と言いかけたところで、信が姜かいに声を掛けます。

お互いよっすと挨拶を交わしたところで、姜かいも飲み会の和に入っていきます。

姜礼も飲め飲めと言われますが、肉が食べたいと周りを笑わせています。

その頃、展開していた趙軍が平陽と武城に入ったため、秦軍はニ城に到着し、まだ雪の残る頃に総攻撃がはじまりました。

とても大きく、迫力のある平陽城。

平陽城には至るところに梯子がかかり、秦軍が次々と登っていきますが、降り注ぐ矢の雨に手こずっています。

これでは近づくのも困難です。

信は太刀打ちできず、舌打ちしながら上を見上げ、河了貂は何か対策はないかと考えています。

その時、ド派手な井闌者が姿を表します。

桓騎軍でさえも、うちの軍に井闌車なんてあったっけ?とハテナを浮かべて見ています。

すると桓騎軍の氾善が井闌車ではない紅春だと表れます。

ちなみに紅春とは昔フラレた女性の名前だそうです。

氾善は紅春を1人美しいと称賛していますが、桓騎はフラついているとそこに芸術性を見い出せません。

趙軍もふざけた井闌車に弓兵総動員で向かい撃ちます。

平陽、武城のニ城攻めが同時に始まったとき、王翦がニ城の中間地点を疾走していました。

そして、その先王翦は驚くものを目にします。

二千五十里もある長い城。

なぜ今までこれが建設されているこのに気がつかなかったのだろうか。

李牧は防御ラインの強化を考えて3年前から建設していたのです。

王翦は趙国全体の描かれた地図を眺めます。

そして、邯鄲より北の地、宜安を指差します。

703話

秦・咸陽にて。

昌文君、昌平君を始め、武漢たちが大きな地図を囲んで何やら話をしています。

桓騎軍は平陽城に、王翦軍は武城へとほぼ同時に攻略戦に入ったそうだ。

桓騎の捕虜10万斬首の件で怒り狂った趙が邯鄲から大挙ででてくるのかと心配していたが、逆にニ城に引っ込めた。

こちょうを失い、李牧が復活したが 今のところ変化は見られない。

などと各々思うことを話しています。

そして文官たちは大きいが邯鄲ほどの強さはない武城と平陽を攻めればいずれ落ちる。

いよいよだ。

この勢いのまま趙を滅ぼそう。

などと話が盛り上がってきたところで、失礼しますと王翦から急ぎの知らせが入ります。

鳥の知らせに、始めはもう王翦が武城を落としたのではと笑っていました。

しかし、知らせを読む昌平君の顔は険しくなります。

昌平君が表情を崩したことに気付いた嬴政はどうしたのかと内容を読み上げるよう促します。

すると、そこには王翦からニ城と邯鄲の間に長城があり通過が難しいと書かれていました。

周りの空気は一変します。

邯鄲には行けないということなのかとガヤガヤし始める文官たちを昌文君が通貨不可とは言っていないと言って落ち着かせます。

そのお陰で邯鄲の南には長城が点在していたから繋いだのだろう。

少々迂回していけば大丈夫だろうと持ち直します。

しかし、迂回で済むならば王翦はわざわざ鳥で知らせて来ないだろうと思います。

まだ、伝令には続きがあるようです昌平君は読み上げます。

これを逆手に好機と見る、宜安を攻め北にフタをすべしと書かれています。

それを聞いた文官たちは目を見開いて、驚きますが、嬴政だけは何やら考え込んでいます。

王翦からの知らせは趙王家の脱出経路を潰すと言っているのかと昌平君に尋ねると、昌平君もそれに頷きます。

それには邯鄲を包囲し、陥落させても王宮からは地下の脱出道があり趙王含め、王族は場外へ脱出します。

秦が趙を倒したとしても、趙王家のあるところが趙だと発言し、力が残っていればしぶとく抵抗戦に出る。

それならば、早めに趙王を捕えてケリをつければ早く終わります。

厄介なのはしぶとく生き延び、残党が再集結し掃討戦が続いていくこと。

そして、復興しやすい地に逃げ込み、戦いが長引くこと。

昌平君はそれが北のぎ安だと言います。

地図を広げてみると、ぎ安はギリギリ中華と呼べるような北の地。

ここに逃げ込むのかとも思いますが、嬴政は最終的にはここに逃げ込むと考えるべきだと言います。

そしてもう一つ厄介なのは中山という地の北にある代という不毛の地、そこの西にある雁門はかつて李牧が治めていた地です。

李牧と趙王朝の確執があると言えども、そこに立て籠もると一筋縄ではいかなくなります。

昌文君は次の楚国戦に備えるならばぎ安に戦力を削ぐ必要はないと言いますが、昌平君は力は割かねばならないと言います。

嬴政は王翦は超大国相手に命取りにならないために、北の経路を叩くのだと言っているのかと確認します。

王翦は邯鄲の南の長城は南の脱出経路を自ら塞いでしまったため、これを好機だと捉えてます。

北の地にフタをすること、その上で邯鄲を打つことで話は進みます。

しかし何故王翦はぎ安と言ったのか?

昌文君はぎ安は北すぎるからもう少し南でもいいのでは?と言います。

それには周りにいる文官たちもウンウンと同意します。

しかし昌平君は私もぎ安を攻めるべきだと断言します。

それに嬴政はしばらく考え込み、昌平君にぎ安攻略の戦略を立てるよう言います。

その頃の武城。

田里弥軍は1箇所に梯子を集め、城に登る作戦に出ていました。

田里弥軍の千人将である山秀は城に登り、味方に登れ登れ、今こそ田里弥軍はしご隊の力を見せるときだと鼓舞しています。

しかしそんなところに立っているから矢やら槍やらの攻撃を受けまくりで、ヨロけています。

周りも千人将そんなところに立たないでと言った瞬間急所に矢の攻撃を受けます。

しかし、ヨロけた足を踏ん張り、効かぬはー俺は山秀ーと大声を上げています。

その間にもドスドスと槍で刺されています。

それを見ていた尚鹿は堅物ばかりの田里弥軍の中で、唯一笑える男だから好きだと笑っています。

そして壁上の制圧が階段部分まで進んでいるのを合図に城の中へと入って行きます。

そうこうしている間に武城はあっという間に陥落しました。

それから10日後に桓騎軍も平陽城を陥落します。

武城より10日かかったのは10万斬首の件で兵の士気が高かったことと、敗北すれば殺されるという恐れから最後まで徹底抗戦したからです。

それでも捕虜となった兵、住民は泣き叫ぶしかありませんでした。

皆一様に涙ながらお慈悲を、子供だけはと懇願しています。

ところが、桓騎は自分たちは城内の財を奪うことに専念し、面倒くさい捕虜の対応を飛信隊へと一任しました。

飛信隊の登場に村の人たちも、飛信隊は略奪すら犯さない有名な隊だと、顔を綻ばせます。

飛信隊は次々と女子どもを先に縄を解いていきますが、羌礼は解いた瞬間子どもに父の仇だと腕を噛まれます。

平陽、武城を落とした桓騎軍、王翦軍はそれぞれ城で軍の再生に努めます。

そして二月後。

軍総司令の昌平君が号令を発しました。

それは、王翦軍、桓騎軍両軍が北上しまず閼与を落としさらに北上。

一方で秦北部と東部軍を合わせて太原を通して趙北部に侵入。

太原を通る軍と、王翦軍、桓騎軍が合流して超大軍となり一気にぎ安を攻め込むという必殺の大戦略でした。

704話

草原で自由に放牧されている羊たち。

そこからメーと羊の鳴き声と共にキャハハと笑う子供の楽しそうな声も聞こえてきます。

カイネがごはんにするよーと声を掛けると、李牧と子どもたちが振り返ります。

1番小さな子は李牧に抱っこをせがみ、他の子たちは急いでカイネの元へと向かいます。

今日のごはんは羊汁です。

小さな子どもが羊汁好きと笑うと、李牧も好きだと言います。

そのやり取りにたまらなく愛おしさを感じるカイネ。

そしておっ母も好き、私も好きですと言われ、堪らず2人に抱きつきます。

ここまではカイネの夢です。

李牧は邯鄲に行くからと今必死にカイネを起こしています。

起こされたカイネは夢と現実がごちゃごちゃで、夢、夢、正に夢だと言い聞かせます。

しかし、カイネはつい邯鄲に行かないで李牧と雁門に戻りたいと口にしてしまい、慌てて咳払いをして誤魔化します。

それに気付いた李牧は真っ直ぐに前を向いたまま、いつか全てが終わったら2人で雁門に戻りましょうと優しく言い、カイネの頬は赤く染まります。

宜安の下見から邯鄲に戻った李牧はすぐさま二所へ早馬を送らせます。

1つは司馬尚のいる青歌。

もう1つは北東に位置する趙の城、狼孟へ。

そして李牧の報を受けた青歌から2人の将軍が狼孟へと現れました。

大男の2人の名はカンサロとジアガです。

狼孟城主の公孫付は2人を見上げ、李牧から戦上手だと聞いているから兵を率いてくれと歓迎します。

カンサロはいきなり来て率いるのはぶしつけだから共闘でも構わないと謙遜しています。

しかし公孫付は李牧から推挙された2人なのだから、我が軍を手足のように使ってくれと言います。

公孫付とのやり取りからカンサロは狼孟の強さは名君の業だと確信します。

そして、公孫付は秦軍が邯鄲の喉元まで来ているのに今さら北の狼孟が次の戦場なのかと確認します。

それに対しては李牧がそうならざるを得なくしている上に、大きな勝利を狙っているのだと答えます。

それを聞いて公孫付は国家存亡の戦いに狼孟が関わるのなら喜んで血を流そうと受け入れます。

それにはカンサロもジアガも同意です。

この狼孟は李牧の策の重要な初手となるから共に戦おうと3人は共闘を誓います。

ここからはまだ時間がたっぷりある。

狼孟は秦軍との戦いに向け、準備を進めます。

狼孟が密かに軍事強化に入った5ヶ月後、昌平君は宜安攻略の大戦略を打ち上げました。

内容は南から閼与を撃破して北上してくる桓騎軍、王翦軍。

太原を通る秦北部軍と東部軍が合流して大軍となり宜安を討つというもの。

二城を引き継ぐ楊端和軍が到着し、平陽・武城の地が慌ただしくなります。

信は到着した楊端和と壁に手を降ります。

それに楊端和は会うたび見違えると目を細めます。

信は楊端和のキラキラとした美しさに一瞬見惚れてしまいますが、すぐさま今から出陣かと尋ねられます。

それに頷き、ニ城を楊端和に託します。

横にいた壁も王翦の元へ壁軍1万を率いて向かいます。

1万の兵力はとても心強いです。

山の民キタリは山の民の言葉で死ぬなよと壁に声を掛けます。

それに壁も山の民の言葉で次は平地語を私が教える番だから死ねないと答えます。

壁の兵を頼まれたナジャラ族300人は士気が上がっています。

李牧が復活したから気をつけろと信を優しく言葉を掛けた時、桓騎軍がものすごい勢い走り抜けて行きます。

それに信、壁も続きます。

同じ頃、王翦軍、楽華軍も出陣します。

王翦軍、桓騎軍がまず最初に狙うのは北西に位置する大都市閼与です。

邯鄲では秦軍の動きの報を受け、いよいよだと気合いをいれます。

その時、盛り上がってきたなとたまたま通りかかったと言う大王が現れます。

そして、横にいるカイネを見て、女だとわかると手をペロンと舐め始めます。

李牧は大事な将だからと大王の行為を諌めると、すぐに引っ込めます。

大王は兄を推す李牧のことを嫌いでも、好いてもいないと言います。

そして邯鄲の兵だろうと好きにうごかしていいから、戦いに集中するよう李牧に言います。

お前の命に変えても、自身の遊興のときを守り抜けと言う大王に李牧は趙を滅ぼさせるつもりはないと断言します。

大王は地図に視線を向け、まずは閼与かと呟くと、仕込みはないのかと聞きます。

李牧は当然抜かりなく、この閼与で王翦軍と桓騎軍を半分にすると言います。

705話

両手にいっぱいの料理を運ぶ摩論。

それを輪玉はウメェとかじりつき、桓騎は酒を嗜み、黒桜は堪能し、オギコは夢中で食べています。

それを笑顔で見つめる摩論の幸せそうな表情。

ただし、ここは丘の上で、他人が戦っている戦場です。

閼与の城壁にいくつもの橋がかかっているのが見えます。

登ってきた兵を上にいる趙の兵たちが次々と槍で刺していきます。

閼与の攻城戦は王翦軍のみで行っています。

学華、飛信隊、壁軍も外敵守備です。

これはどういうことかと思っていたところ、河了貂は王翦軍は無傷の軍を保って先に行きたいのだと言います。

本命の北部攻略のため、激しい戦いになることを見越してとの考えです。

それを聞いて信も王翦以外の余力は残しておくのだと納得します。

しかし、王翦は男気があるのか…なぜ桓騎軍に攻城戦をさせず、自分のところで攻城戦をしたのかと思います。

それに河了貂は桓騎軍があまり攻城戦が得意ではないのを知っていて、犠牲が多く出るからだと言います。

そういう自分は得意なのかよと吐き捨てると、きっと最小限の犠牲で落とす自身があるんだよと河了貂は思います。

それじゃあお手並み拝見だと信は外から腕を組んで戦いを見つめます。

田里弥の合図で閼与の高い城壁にはいくつもの大梯子が所狭しとかかります。

南城を制圧せよと兵たちに合図を送り、兵は大梯子を次々に登っていきます。

そして更にもう3本大梯子をかけていきます。

外から見ていた信は大梯子の数と集まる兵の数に真っ黒に見えると驚いています。

行け行けー、一気に叩き潰せーと梯子を登っていきますが、上で待ち構える兵に槍で点かれる者もいます。

しかし負けじと王翦軍の兵が梯子から城壁上で待ち構える敵兵に槍を突き刺します。

刺されて怯んだところから入っていこうとします。

ところが敵は目玉をギョロッと動かし、睨み付け、入ろうとした王翦軍の兵に向かって突進してきます。

死ね、秦のクソどもと言いながら、捨て身になって王翦軍の兵たちを道連れにし、かつ城壁の上には登らせません。

他の大梯子でも邪魔だ、どけっ、と槍を敵兵に突き刺しますが、刺された瞬間捨て身の突進をしてきます。

深手を負った者から飛び降りていくこの姿は1人でも多く道連れにしようとする鬼気迫る戦い方でした。

そして、この道連れ戦法は城壁の防御をしやすくしました。

通常は壁の際に守備兵の死体がたまっていき、次の兵が守りに入りにくくなり、次々と登られてしまいます。

しかし、この戦法は死兵が飛び降りて、守備兵の邪魔をしません。

この戦術を伝えたのは閼与に派遣された舜水樹であり、李牧は舜水樹に総指揮権を与えて城へ送り込みました。

守備戦において兵卒がとれる最も最上の作だと田里弥は言います。

しかし、ここまで末端の兵士まで徹底してできることはないし、士気が高すぎます。

まさに異常です。

そこで田里弥はこの城の兵はまさか…とピンときます。

この田里弥の予想通り閼与で戦っている兵士は普通の兵士ではなく、李牧によって集められた昨年桓騎軍に大量虐殺された投降兵の親、兄弟、子の遺族たちです。

彼らは桓騎軍に、秦軍に恨みをはらす日を待っていました。

殺せ、殺せ、と秦軍を見る目は血走っています。

だからこの舜水樹の戦い方を全員遂行することができました。

舜水樹は遺族たちの恨みは王翦軍が代わりに受け止めろ、閼与は桓騎10万斬首の怨念返しの場だと言います。

遠くで見ていた王翦たちはまだどこにも拠点が作れない、田里弥軍の様子がと話しています。

そして、李牧はまた閼与に別の軍を投入していました。

それはこちょう軍の三将であった虎白公と、若き龍白公の残党兵です。

残党と言えども最強の騎兵団。

それを見た王翦は椅子から立ち上がります。

そしてこの二軍は王翦軍全体の指揮を取っていた田里弥軍へと襲いかかってきます。

706話

ここは趙国にある閼与。

元こちょう軍の龍白騎兵隊と虎白騎兵隊が整列しています。

これから敵の海である城の外へうってでるところです。

虎白は騎兵隊に我々は決死隊であると呼び掛けます。

そして、それに呼応する兵たち。

狙いは王翦軍の指揮官である田里弥を討ち、奥に控えている桓騎軍まで駆け抜け桓騎の首を討ち落とすこと。

こちょうの敵を討つため騎兵隊は門の外へ。

その時舜水樹は虎白に向かって武運を祈ると手を合わせます。

舜水樹は始め決死隊はやめろ、無駄死にはするなと言っていました。

龍白軍、虎白軍出陣の掛け声と同時にものすごい勢いで門から騎兵隊が飛び出してきます。

遠くからその様子を見ていた飛信隊はその数に驚きます。

そして、飛信隊の軍師である河了貂は王翦軍は完全に虚をつれて対応できないと焦ります。

信は冷静で、龍白軍、虎白軍が出陣したあと城門を締めたことに気が付きます。

つまりは、あの軍は城には戻らずこの場で死ぬつもりなのだと。

飛び出してきた龍白軍と虎白軍の勢いは止まりません。

止まらない勢いに田里弥に撤退命令を出すようお願いします。

しかし敵は目と鼻の先。

撤退は間に合いません。

戦うしかない田里弥は剣に手をかけます。

その時、遠くにいたはずの王翦が近衛兵を連れて助けに来ました。

田里弥軍は王翦の助けにホッとします。

助けに来た王翦が田里弥に龍白軍と虎白軍のことをこちょう軍の生き残りだから、残すと厄介だと言います。

そして、今すぐ周辺の兵を呼び集め獄可の陣で包囲し、1人も逃さないよう外の兵に伝えるよう指示します。

田里弥はこの連合軍の海に飛び込んできた馬鹿どもは1人残らず滅すると息を吹き返します。

それを閼与の城から見ていた舜水樹たち。

王翦の登場に頭を抱えます。

しかし舜水樹の頭の中には先日の虎白とのやり取りを思い出しています。

舜水樹は私怨を晴らすために打って出るのは認められないが、前方で指揮をとっている田里弥を狙うならば作戦として認める、しかし300騎ずつしか貸せないと言います。

そして、決死隊はやめろ、無駄死にはするなと条件を付け足します。

虎白はお前に言われる筋合いはないと言います。

しかし、舜水樹は田里弥討伐に失敗したらそのまま桓騎の首を狙い、それも失敗したら逃げ延びろと指示します。

それには虎白も生き恥を晒せと言うのかと怒りますが、舜水樹は主の仇である桓騎を倒すまでは泥水をすすってでも生き延びろと言います。

お前は一般兵ではない、桓騎と刺し違える以外は全て無駄死だと言われたときの言葉を思い出し、虎白は悔しそうに顔を歪めます。

そして、舜水樹に言われた通り王翦軍の包囲を脱するよう指示します。

龍白は戦頭にたって包囲を抜けていこうとしますが、手こずっています。

そこで舜水樹は敵の気を逸らすため、弓を放つよう施術し、虎白の助太刀をします。

龍白と虎白は更に闘志を燃やし、包囲網をものすごい勢いで抜けていきます。

桓騎の本陣へ。

桓騎の首に向かって駆け抜けていきます。

無駄死にはならない、ここで桓騎を仕留める、虎白は士気を高めます。

しかし、横から飛の旗を掲げながら飛信隊が桓騎軍の前に立ちはだかります。

これより先に行かせるわけにはいかねぇんだと信は睨みつけます。

707話

王翦軍を抜けた龍白軍は桓騎軍へと迫ります。

しかし、桓騎軍の前に立ちはだかる軍が。

龍白軍にしてみれば、桓騎本陣を前に邪魔が入ったようなもの。

龍白は強行突破だと飛信隊へ迫ります。

飛信隊も一騎も逃すまいと待ち構えます。

しかし、龍白の勢いと強さに、あっという間に何騎もの兵がやられてしまいます。

龍白は目を血走らせ、どけぇと飛信隊を次々斬りつけていきます。

その迫力に強いと思わず怯んでしまう兵も。

ジャマをするなと睨まれれば、逃げ腰にもなってしまいます。

しかし、そこでするに決まってるだろうと信が龍白の前に現れます。

こいつは任せろと頼もしい信の姿に、兵たちは安心した顔になります。

龍白はジャマだと言っていると更に槍に力を入れてきて、信も受け止めることでいっぱいいっぱいになります。

龍白軍がつかまり、立ち止まった虎白軍。

虎白は飛信隊の飛の旗を見て、あれは影久で岳白公を討った飛信隊だと言います。

ということは龐煖を討った信だと周りの兵も気付き、相手は手強いと思います。

虎白は先の戦いと同じように、虎白軍が命をかけて盾となり、龍白に桓騎の元へと行かせるよう、乱破の陣だと合図をし広がっていきます。

舜水樹はそれを閼与の城から見ている。

周りはどんどん小さくなる龍白軍と虎白軍にダメだと落胆しています。

せめて王翦軍ではなく、桓騎軍が攻城戦に出ていたら結果は違ったかもと嘆く将も。

もはや全滅かと諦めムードだが、まだだと諦めていません。

飛信隊の田永は龍白軍の兵を槍で突き刺しますが、刺された瞬間に田永の首を掴んで睨みつけ桓騎の首をお願いしますと倒れていきます。

全員龍白を突破させようと、数は飛信隊の方が圧倒的なのに、なかなかしぶとい
です。

羌礼は愛剣の白鳳が乗らないとつぶやいています。

それに羌瘣は時々あると、太古の戦の神でも乗らない相手がいるのだと言います。

虎白軍は道を必死に開きます。

出来た道を龍白に行かせようと、ここは任せろ、行けと声を掛けてきます。

こちょうの仇、桓騎の首をとってこいと言われた龍白は、虎白と馬を並べられたことを誇りに思うと言います。

それは虎白も同じです。

あの世で桓騎の頭蓋の盃で酒を飲もうと約束を交わし、龍白は桓騎の元へと馬を走らせます。

そこには龍白軍、虎白軍全員の思いを乗せています。

龍白に抜かれ、マズイとざわつき始める飛信隊。

信は楚水と淵にこの場を任せ、自分は龍白を追います。

羌瘣も10騎を引き連れ、信の後を追います。

龍白が桓騎の元へと向かうと、先ほど飛信隊に捕まったため、桓騎軍の兵は準備が整っていました。

丘の上には桓騎が見下ろしています。

それを見て桓騎の元へこのまま突っ込むぞと士気を高める龍白軍。

しかしそこには、黒桜が待ち受け龍白軍目掛けて弓の雨を振らせてきます。

弓が刺さり、ひっくり返る馬もいますが、桓騎を前に弓に怯むどころか突っ込んでくる龍白に摩論は驚きます。

そしてどけ、弓兵と槍で斬りつけていきます。

黒桜は龍白を雷土を連れて行って拷問死させた龍白の長男だからいけどりにしろと命令します。

龍白は怯みません。

摩論はひとまず逃げるよう言いますが、桓騎は不敵に笑っています。

その時、後ろから信が追いついてきました。

信の登場にいらつく龍白は槍を振りかぶりますが、信はそれを避け、龍白の脇を斬りつけます。

それにバランスを崩した龍白。

黒桜は雷土と同じにするから待てと信に言います。

しかし、信はその声を聞かず龍白を思いっきり斬りつけます。

床に倒れ込む龍白。

信は険しく顔を歪めます。

708話

地面に倒れ伏した龍白。

龍白軍の兵士たちは龍白の死の悲しみを信に向けて、桓騎軍の兵士たちは雷土の敵を殺した怒りを信へと向けてきます。

それを馬上でうるせぇ、ぶち殺すぞと叫ぶ信。

しかし黒桜はクソォと怒りを震わせ、馬から降りろと怒りをぶつけてきます。

龍白軍の兵士たちもおのれ飛信隊の信めぇと怒りをぶつけてきます。

しかしもう一度信はごちゃごちゃうるせぇんだよと周りを一蹴します。

それには思わずごちゃごちゃ言っていた周りも静かになります。

そして桓騎軍の兵士たちに、よく聞けと話しをします。

配置的に大将を守るはいちにいたから、守りたくもない桓騎軍の兵士たちを飛信隊が血を流して守ったんだからありがたく思えと。

そして雷土の仇が何だ、おれにお前ら桓騎1人の怨念返しのために何万人の無抵抗の人間の首を跳ねたんだと怒ります。

摩論はそれは戦術だと口を挟みますが、それをうるせぇと押し退けます。

そしてお前らも桓騎も絶対に許さねぇと叫びます。

それを遠くで見ている羌瘣と羌礼。

次に龍白の兵士へと話し始める信。

決死の覚悟で出てきたお前たちが死ぬまで戦う気なのは分かるから難しいことを言うと言います。

それは投降して、龍白の身体を国に返してやれというもの、このままなら桓騎軍に龍白の死体をぐちゃぐちゃにされると。

信の話に桓騎軍は黙っていませんが、聞かずに龍白軍に回答を求めます。

しかし、信の話を龍白軍は聞こうとはせず。

投降などできるわけなかろうと、槍を手に襲ってきます。

信はしょうがねぇと舌打ちし、槍を構えますが、そこに羌瘣と羌礼が助太刀にきます。

次々と龍白軍を切り倒していく2人。

倒れながらも、龍白軍の兵士たちは龍白様、桓騎の首を…とつぶやいています。

それを上から見ていたのは大将の桓騎と軍師の摩論。

摩論は信のことを将軍になってもうるさいバカガキだが、助かったと言っています。

桓騎は雷土がいないと、つまらないし盛り上がりに欠けると言って空を見上げています。

それを飛信隊に止められていた虎白は、遠くで龍白がやられたことを知ります。

このままでは虎白軍も全滅に。

虎白の頭には舜水樹に言われた桓騎と刺し違える以外は無駄死にだと言う言葉が頭の中に。

城では舜水樹もその様子を見ていました。

そして虎白にお前の復習心はそんなもんかと、心の中で訴えています。

桓騎の首をとるまで泥水をすすってでも生き延びるのではないのかとの言葉を必死にうるさい、うるさいと払い除けようとしています。

脱出しろ、この戦いは始まったばかりだ、虎白にそう言う舜水樹。

閼与の城はあっという間に秦軍が制圧。

王翦も場内へと侵入していきます。

中では舜水樹が後のことを残った兵士に託し、脱出の準備を進めていました。

大きな戦果を得た、そう言って隠された通路に逃げ込もうとする舜水樹。

昨年の大量虐殺があったからめったなことにはしないと思うが、苦痛はあるだろうけど、王翦、桓騎を倒した後に戻ると約束し、松明に火を灯しながら階段を降りていきます。

そうして閼与は陥落となりました。

しかし難城である閼与を陥落させた王翦軍の表情は決して明るいものではありませんでした。

それは閼与の兵の士気が高く、予定の日数の3倍以上もの日数がかかってしまったこと。

つまり王翦軍は閼与攻めで予定の3倍もの多くの死傷者を出してしまったことになります。

王翦は地図にあるぎ安を見つめます。

夜中に、逃げ出した虎白は逃げ道を進んでいた舜水樹と合流します。

虎白はお前の言葉に乗せられて、再び生き恥を晒したと言います。

しかし舜水樹は桓騎の首をとれば全てがひっくり返るから、李牧の元へ行こうと言います。

709話

閼与の城に集められた信と河了貂。

慌てて向かうと先に蒙恬がいました。

王翦軍がこの閼与から動けなくなったのは、どういうことなのかと聞くと、蒙恬はこれからそのことで説明があるのだと言います。

中に入ると、王翦はもちろんのこと、桓騎と壁も椅子に座っていました。

王翦軍の田里弥がこの閼与攻めで当初予定して3倍もの被害、死傷者が出たことを話し始めます。

そして趙軍に閼与をとられないようにするため、一定数の兵士を置いていかなくてはいけません。

つまりは予備軍を置いて、北上できる王翦軍は縮小されてしまうのだと説明します。

そのため、この連合軍は今大きな選択を迫られることとなりました。

1つめは王翦軍がある程度回復するため、この閼与に留まること。

この場合は太原にいる軍にも急ぎ太原に留まるよう伝令を送らなくてはいけません。

2つめは王翦軍だけを置いて北上し、ぎ安を目指すこと。

この場合は王翦軍は回復次第、皆の後を追うことになります。

この意見にその部屋にいた人たちはえ?と驚きます。

河了貂が王翦軍が1番多かったのに、王翦軍を置いていくとなると予定の半分くらいになってしまう、それで趙北部を攻略するのかと異論を述べます。

しかし、田里弥は回復次第追うと聞いていなかったのかと強調し、飛信隊には口の効き方がなっていないと怒っています。

二択、両者の違いは時であると蒙恬は分析します。

もし、王翦軍が回復するまで待つことを選択すれば、太原に大軍が駐在していることがバレてしまい、ぎ安を中心に趙北部の侵略を狙っていることに気付かれ対策を練られてしまう。

太原にいる軍の数は二十万。

そんな大軍と、桓騎軍、楽華、飛信隊、壁軍、が集まれば十分数はいます。

河了貂は王翦軍が後方にいるのは数以上の痛手だが、それよりも李牧に対策を講じられるよりも、すぐさま北上して北東部軍と合流し、ぎ安に攻め込んだほうが得策だと考えています。

それには蒙恬も壁も同意見です。

ずっとだんまりと話を聞いている桓騎に意見を聞くと、うるせぇよと返ってきます。

李牧だの、太原だの関係ない、もう閼与には奪うものがないのだからと言う桓騎の言葉を後ろから摩論が、つまりは出陣することだと。

信は桓騎にお前らの好きにはさせねぇと噛み付いていきます。

王翦も秦は趙北部の情報はあまりもっていないから、いつもより慎重にいくよう桓騎に忠告します。

しかし、桓騎はそんなもん行けば分かるから、王翦軍は後でゆっくり来いと気にする素振りを見せません。

それから桓騎軍は閼与を出陣し、北上しました。

楽華、飛信隊、壁隊もそれに参戦し北上します。

まずは太原の二十万いる北東部軍との合流を目指します。

一方で秦から一斉に太原へと兵が集められていました。

趙軍に気付かれないよう、のらりくらりと大軍を集めるのではなく、昌平君が本営から一気に集めました。

行くぞぉ、掛け声を合図に秦北東部連合軍総勢21万、すぐに太原から東へと出陣します。

各場所から行軍を乱すな、馬の道を開けよと声が飛び交います。

兵糧を積んだ兵糧隊の列も大量です。

その様子を将軍のそうはこうは爽快だと感心しています。

自分は戦略を切り替えたから出番がないと思っていたが、まさかこれほどの大軍を率いて出陣するとは何とも愉快だと言っています。

王翦の下につくのはいささか気に食わない様子ですが、この戦で活躍を見せ6将軍の空いている椅子を射止めようと話しています。

その時、崖の上から人の気配が。

気のせいかと曹波広は進んでしまいます。

しかしそこには秦北東部軍を半年待っていた狼孟軍大将のカンサロと、副将のジアガが構えていました。

710話

秦北東部軍。

北部と東部から徴収された兵たちで構成された軍。

その数の多さは圧巻です。

噂により兵は二十万いると聞いた兵たちはその多さに驚きます。

小さな村から寄せ集められた兵もいるため、そんな数の人見たことがない人たちもいます。

しかし趙の北側で今ごろ大軍が起こるとはと驚く兵に、三年前にぎょうを攻め、今は平陽、武城もとったのだから、もう北側の兵の出番はないと思っていたと口々に話します。

これじゃあしばらく家には帰れないなぁと嘆く兵も。

そこに武功をあげる好機が巡ってきたと思わないかと隊長朱郭が馬にのってやってきます。

先で王翦将軍と、桓騎将軍と合流するからと話すと六大将軍の2人と一緒に戦えるということに兵たちは大興奮。

これなら武功も挙げられそうだと喜んでいますか。

そんな呑気モードな兵たち。

馬上の朱郭からは遠くからこちらに向かってくる兵が見えました。

一瞬ときが止まります。

しかし、敵兵だ、左方敵襲だ、左に陣形を組めと慌てて指示を出しますが、もはや敵は攻撃を初めています。

先に進んでいた総大将の曹波広は突然後ろから聞こえてきた大きな声に何だ?足を止めてと振り返ります。

周りの兵もあの歓声は何だと足を止めます。

そして曹波広は崖の上を目を凝らしてジィーと見つめます。

その崖の上ではカン・サロが北東部軍を見下ろしていました。

朱郭隊長率いる後方を攻撃しているのはジ・アガ。

先に戦い始めたジ・アガに、カン・サロは頭から後ろは喰らい尽くすと言います。

その間に朱郭もあっという間に斬られてしまいました。

頭は我らがいただくとしようと、カン・サロたちも崖を降りてきます。

こっちにも来るぞ、敵襲だ、とすぐさま声を張り上げる曹波広は北から来たから狼孟かと確信しています。

いつも閉じこもっている軍が二十万の兵に奇襲とはいい度胸だ、返り討ちにしてやるならかかってこいと、カン・サロ率いる兵に言います。

動じない曹波広は勇猛なのか、アホなのか…どちらか試してみようかとカン・サロは鎧を顔に下ろします。

荘関にて。

李牧の元に報告が入ります。

閼与から秦軍が出発し、その中に王翦軍の姿がなかったというものです。

李牧の周りにいる人たちは、その報告に見事だ一様に喜んでいます。

李牧は閼与が頑張ってくれたからだと奢る様子はありません。

李牧の預言通り、趙は閼与で秦軍を見事半分にすることができました。

となると次はどうするか…その話を進めようとしたとき、秦太原に北東部軍20万集結し、すぐに進軍、狼孟軍も進軍したとの報告が入ります。

20万もの数には驚きますが、李牧は既に予想していました。

今頃は既にやり合っている頃だろうと話しています。

そこには危機感も、慌てる様子もありません。

李牧のお陰で狼孟には準備する時間がたっぷりとありました。

青歌一の剛将ジ・アガ。

三年前のオルド戦で1人で憲兵100人以上倒した男です。

そして最も頼もしい男、カン・サロ。

カン・サロは司馬尚側近衆の筆頭である、つまりは主である司馬尚を除けば青歌最強の武将です。

カン・サロは秦軍を次々と切り倒し、カン・サロに続く兵たちもどんどん総大将である曹波広に近付いてきます。

皆は曹波広にこの場から逃げるよう告げますが時すでに遅し。

周りは狼の旗で囲まれていました。

囲まれた曹波広はなぜこんなに狼孟軍が強いのか、なぜこんなに人数がいるのか分かりません。

それにカン・サロは半年も準備できれば、それなりに増強できるのだと言います。

それならば狼孟軍も20万人いるのだろうか?

その答えはノーです、せいぜい数万の軍勢です。

それでも狼孟軍の数が多く感じるのは兵の質が違うから。

練度も士気の高さも寄せ集められた北東部軍よりも遥かに上です。

北東部軍は前線の秦の攻勢と、軍の規模の大きさに勝った気で歩いていました。

一方で狼孟軍はこの奇襲が国の命運を握っていると言い聞かせて半年前から練度を練ってきたため、士気も高い。

初めから勝負はついていた、そうカン・サロは言います。

曹波広は半年前から準備をしてきたこと、北東部軍がここを通ることを読んでいたというのか、と信じられない様子。

そんな曹波広に、カン・サロは李牧がこのことを読んでいたことを教えます。

半年前から、この大軍が通ることを予想していたことに、衝撃を受けます。

李牧の見ている世界が、軍略が違いすぎると。

そしてカン・サロは半年の差が致命傷になると身を持って知っただろうと語り掛けます。

ぎあんは李牧が作ったお前達を葬る闇の穴だから、侵攻しているつもりだろうが、趙北部の戦いで秦軍全員死ぬと言います。

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